人生の雑記帳

思ったこと。気付いたこと。疑問。後悔。思い出。忘れたくないこと。そんなことを書き留めよう。

女の子の話その⑨ -Cちゃんへの偽りの想い-

↓ 前回のお話 ↓ 

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Nちゃんとのことは決して良いやり方ではなかったが一応決着させた。

しかしその結果彼女は次の恋愛に進み、私は気持ちの行き場を失くした。

すべてをNちゃんのせいにして強がってはみたものの、

なんだかその状況がすごく寂しくて仕方がなかった。

いつまでもNちゃんを引きずらず、他の子を好きになれるのが一番いい。

しかし本来人を好きになるのはあくまで自然な感情の流れだ。

今日から自分が好きなのはこの子、といって始められるものではない。

私のNちゃんへの想いはそうそう簡単に断ち切れるものではなかった。

だからこそ、無理にでも誰かを好きになればいいと思ったのだ。

 

私はCちゃんという女の子にアプローチしてみることに決めた。

Cちゃんとは中学も違えばクラスも一緒になったことがない。

唯一通っていた学習塾が一緒だったが会話を交わしたことはない。

ただ可愛いし良い子そうだなあと思っていただけだ。

これだけの理由でターゲットにされてはCちゃんもいい迷惑だ。

どうなるかはわかりきっていたのだが、とにかく私は早く結果を求めた。

Nちゃんへの想いになんとか上書きしたい一心だったからだ。

苦手な電話も何度かして、ようやくCちゃんと話すことができた。

そして最初に2人で会ったときに気持ちを伝えた。

気持ちといってももちろん底が浅い。

彼女は礼節をもって丁寧に断ってくれた。

当たり前すぎる結果だ。

この間およそ3ヶ月。

残念なはずだが、なんだか私はホッとした。

半ば義務的に、自分はNちゃん以外の子に興味が移ってるという体をとるために

Cちゃんにアタックしていたからだ。

完全に"カラ元気"といっていい。

本当にCちゃんには迷惑をかけてしまった。

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でもここまでの流れで少し時間が経過していたこともあって、

私はようやく勉強に身を入れることができた。

Nちゃんと破局したのが時間的余裕のあるときでよかったのかもしれない。

これが3年生の夏場とかだったら多分もう立ち直る時間がなくて悲惨だった。

 

Cちゃんとはこれで終わりだったのだが、なんと3年で同じクラスになってしまった。

私はさすがに気まずくて卒業まで一度も話をすることはなかった。

卒業時にクラスで文集を書くことになったのだが、アンケートのようなもので

一番早く結婚しそうな人、とかの設問にクラスで誰が該当するかを書くものだった。

その中にCちゃんが書いたアンケートがあったのだが、そこに私の名前があった。

亭主関白になりそうな人、という設問のところだった。

ああいう強引なやり方のイメージからくる皮肉だったのか?

子供の質問に答える。 -なぜ勉強しなくてはいけないのか?-

子育てをしていると答えにくいことを聞かれることがある。

 

「なんで勉強なんかしないといけないの?」

 

勉強が好きな子供はいい。

だいたいが勉強嫌いな子供が親に聞く常套句だ。

世の親たちは何と答えているのだろうか?

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将来のために必要だから?

確かにその通りなんだが、

仕事したり生活するにあたって因数分解使う?

日本の歴史知らなくても生きていけるよ?

そう返されると答えに詰まってしまう。

 

日本は学歴社会だから?

確かに今も学歴重視であることは間違いない。

そして実際面接だけでフィルタリングされることを考えればある意味正しい。

でも子供は反発するだろう。

 

「学歴で人間の価値は決まらないんでしょ?」

 

うーん、確かにそれもそうだ。

学歴なんてなくても立派にやってる人は大勢いるし、逆もまた然りだ。

まあ学歴自体はないよりはあった方がいい。

結果必要のない仕事をすることになったとしても、将来のことなんてわからない。

スポーツで食べていくこと一本に絞っていたがために学問をおろそかにした結果、

怪我をしてしまったら、というパターンもあるからだ。

選択肢を広げておくためにはあって損はないものだ。

 

まあ、子供が勉強に真剣に取り組むための理由としてはちょっとドライだ。

私が実際に子供からこれを聞かれたときに、こう答えてみた。

 

「考え方の引き出しを増やすためだよ」

 

例えば因数分解

知らなくても直接的にはなんも困らない。

私自身も社会人になってから子供の公文式の課題以外でお目にかかったことない。

でも考えてみるとすごい発想なのだ。

X2-X-6=0

これが成り立つためのXを求めるのはどうしたらいいんだろうか?

1から順に入れて確かめるのは大変だ。

答えが整数であるとも限らない。

でも因数分解してみると

(X-3)(X+2)=0

という形になり、あっという間に答えがわかる。

こういう柔軟な発想もできるようになるための訓練なんだと。

図形の問題とか歴史や地理、音楽に至るまで全部同じ説明で通用する。

いろんな分野の学問に触れて学んで考えて悩むことこそが大切なのだ。

決してごまかすためではなく、私自身本当にそう思っている。

生活に役に立つか立たないかはともかく、教養を増やすことは考え方を豊かにする。

発想の引き出しも増える。

役に立たないと思っていた知識だって、間接的にどこかできっと役に立っているのだ。

 

嫌なことや苦手なことから逃げたくなるのは子供も大人も同じだ。

でも大人になると逃げていられないことばかりになる。

嫌でもやらなくてはならないのだ。

そのための練習ということもできる。

まあ中学生くらいになると子供自身もなんとなく

「イヤやけどやらんとアカンのやろな」

ということがわかってくるみたいだから不思議なものだ。

 

親が子供の前で恥をかかないように、こんな答え方もあるよー、という程度の話。

今朝の悪夢の話。-正夢にならないでくれ-

今日は全然別の記事を書こうと思ってたんだが、朝方にいやーな、

それでいて実にリアリティのある夢を見たので急遽そっちを書くことにした。

 

今日からプロ野球が始まる。

オリックスファンの私は今年に期待するところを数日前の記事で書いたばかりだ。

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見た夢のいうのは今夜の開幕戦のことだ。

実際の相手は西武だが、夢の中の相手はソフトバンク、場所は福岡ドームだった。

開幕投手はSBが千賀、オリックスは山岡だ。

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結論から言う。

大敗だった。

いや、まだ2回だったので試合は終わってはいない。

でも100%大敗していた。

2回時点のスコアボードがこうなっていたからだ。

 

オリックス  2  2

ソフトバンク 5 14

 

あー思い出したくない。

私はなぜかドームの外野で見ており、

沸きに沸く福岡ドームのライトスタンドを苦渋の思いで眺めていた。

そして、まだ2回だけどもう帰ろう、と決めたところで目が覚めた。

 

たかが夢だ。

しかも開幕戦で実に非現実的なスコアである。

でも油断してはいけない。

2003年に同じSB(当時はダイエー)に3回で23失点している球団なのだ。

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さすがにあのときとはもう違うでしょ、という方は現実を見て欲しい。

18年経ってもこの両チームの戦力差は大して変わっていない。

さすがにオリックス側は多少はマシになっているが、あくまで「多少」だ。

現に2016年になっても再び同じSB相手に22点取られて負けた実績がある。

(このときは4回16失点であり、わずかながら成長はしている模様)

 

2014年にSBと壮絶なマッチレースになり、1厘差で優勝を逃したことは確かにあった。

だがあれは真に戦力が拮抗していたからではなく、

オリックス側にたまたま幸運が重なっただけのことだ。

RPGでいえば魔王相手にどうのつるぎとかわのたてで挑み、

偶然かいしんのいちげきが次々と出て、あわや、になっただけだ。

翌年の惨状がその証拠だ。 

 

今夜の相手は夢とは違うが、打線の破壊力ではSBと双璧の西武だ。

負けたっていいが、どうせ負けるならせめて打ち合いになってほしい。

ロースコアの我慢比べで競り負けるのはもう見飽きた。

 

頼むよ由伸。

頼むよ中嶋さん。

そして・・・仕事しろよ野手ども!

馬券の買い方の話。-黙って単勝勝負!-

競馬が好きだ。

食い入るように見ていたのはナリタブライアンからディープインパクトくらいまでだが

競馬場であんなに大きな馬が疾走している姿を間近で見るのはやはりいいものだ。

当然馬券は買う・・・といってもごく少額で楽しむことにしている。

でも例え100円でも馬券を買えばレースの見え方が全然違うし、予想も断然楽しい。

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ひとつも当たらなくても投資額は2000円くらいだから野球の入場料くらいのものだ。

大儲けしようとは考えず、その日の投資分だけ回収できれば楽しめた分勝ちだ。

そもそも中央競馬控除率(テラ銭)は券種によって違うがだいたい20〜30%くらいだ。

なのでその分は返ってこなくても仕方ないと最初から割り切った方がいい。

 

そんな私の馬券スタイルは実に単純で「単複主義」だ。

とにかくレースで買うのは単勝、たまに複勝

単勝控除率が一番低いから・・・ってのは後付けの理由。

競馬予想の基本は「勝つ馬を当てる」ことだと思っているからだ。

勝つ馬には理由があるが、2着以下の馬にはその着順の根拠はない、と考えてる。

要は負けた馬の中で上位に来る馬を見つけ出すのは至難だと感じているのだ。

だから私は連勝馬券を買うとしても「2着固定」とかは怖くてとてもできない。

まずは勝つ馬を決めて、そこから相手だ。

でもその相手も来る理由なんてないのだから、考えて買ったら当たらない。

予想は考えれば考えるほど本命に近づいていく。

なら考えずに買った方が穴を網にかけやすいはずだ。

的中させようとしたら黙って総流しか、奇数番だけ機械的に流す、とか

思考を入り込ませないように買う方が高配当を狙える。

そもそも軸にした馬が来ないと意味ないけど。

 

まあだからといって単複狙いで毎回回収できるかといったら当然そんなことない。

単純な思考で考えることができるから好んで買っているだけ。

最大でも18通りしかないんだから。

絞り切れず2頭の単勝を買っちゃうことだってある。

勝つ馬を当てるはずの単勝なのに、どうしても穴っぽいところを狙いすぎて

いつの間にか「勝ってほしい馬」を買ってしまっていることもしばしばだ。

 

こういう買い方をし始めてからヒットしたことは正直そんなにない。

G1に限っても

2001年天皇賞秋のアグネスデジタル

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2001年有馬記念マンハッタンカフェ

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2003年天皇賞春のヒシミラクル

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2003年NHKマイルCウインクリューガー

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2008年桜花賞レジネッタ

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くらいだ。

まあ競馬ファンというのは自分に都合のいい結果だけ覚えているものだ。

学びたいこと・・・やっぱり英語!

英語があんまり得意じゃない。

多くの日本人が同じだろうと思う。

中高6年間、今は小学生も当たり前にやってるし幼稚園にもネイティブがくる時代だ。

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でも相変わらず日本人の英語力は総じて低いと言われる。

詰込み型の受験英語の弊害なのかもしれないな。

外国人に話しかけられるとフリーズする人も多いみたいだ。

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私も何度か駅で切符の買い方とか、どれに乗れば大阪まで行けるのとか聞かれた。

固まりはしなかったが、表現を考えながら答えてしまうので流暢にはいかない。

最終的には相手も理解してくれたらしく礼を言われたので通じてたんだろうけど

もうちょっと迷わず英語が出るようにしたいなあと思ったものだ。

 

当然社会人になったからといってその実力は学生時代と変わってない。

勉強してないし、日本の職場で日本人しかいない中で仕事してるんだからそうなる。

でも会社からはしょっちゅうTOEIC受けろと言われて仕方なく受ける。

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でも点数はいつも一緒で400点台なんて当たり前。

そんな私のような人間に対しても会社は容赦なく海外で仕事してこいって言う。

本気で言ってんのか、って思ってたらあっという間に放り出された。

1週間やるから現地ローカルスタッフに技術指導して理解させろと。

行先はタイだ。

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タイ語は当然わからないので互いに英語が生命線だ。

向こうも母国語じゃないせいかクセが強くて人によっては全然わからない。

何度「Please speak more slowly!more politely!」って頼んだかわからん。

でも不思議なもので1日中一緒にいるとなんとなく通じ合うようになる。

多分顔と顔を突き合わせてるから身振りとか表情で伝わってるんだと思うが、

だからこそこれが電話になると全然ダメになる。

電話って相手が見えない分焦りを生むからなあ。

 

まあこんな感じで語学力なくてもなんとかなっちゃってるのが現状なんだが

やっぱりスムーズに話せて聞き取れるに越したことはない。

それができれば当然仕事の幅も広がるし評価も少しは上がるだろう。

と、思ったのが2年くらい前の話でちょっとずつ勉強し始めた。

TOEICも上がったので、そのときの勉強の仕方とかは別の記事で書こうと思う。

でも落第点から及第点になった、くらいだしそれが維持できる確証もない。

身に着けたことを維持させながらスキルアップさせることが大切だ。

 

でももしかしたら既に高校生の娘に追い抜かれてるかもしれんな・・・

 

いよいよ2021年パ・リーグ開幕! やる気MAX!? オリックス!

いよいよ2021年のパ・リーグ開幕が迫ってきた。

全国に150人ともいわれるオリックスファンの1人として期するところを書いておく。

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開幕戦は毎年毎年息を吐くように負け続けてきた。

気づけば2010年以来勝ちがなく9連敗中(2011年は引き分け)。

ほとんどの先発は試合を作っており、だいたい終盤までもつれている。

にもかかわらず負けっぱなしなのはリリーフが弱いことよりも打線の問題だ。

肝心なところでタイムリーヒットが出ないのはいつものことだが、

これはどのチームもそうそう出るもんではない。

ましてや開幕戦であり、どこだってエースが登板しているのだから尚更だ。

だから試合がロースコアになることは別に不思議なことではない。

オリックスと他球団との決定的な違いは

 

1点を取る執念

 

これに尽きる。

ソフトバンクや西武はここぞでちゃんと犠牲フライが打てるし、

着実に転がして内野ゴロででも1点を取りにくる姿勢や技術がちゃんとある。

対してオリックスはどうか。

何も考えず初球内野フライ。

打者有利なカウントから難しい球を無理に打ちに行って併殺。

三振以外ならなんか起こるぞ、って場面で三振。

そりゃビリにしかならんよ。

山本、山岡、山崎福、田嶋、宮城と先発の駒は十分揃ってるんだから

高卒野手の成長をただ待つんじゃなく、今のレギュラー陣が仕事しないとダメだ。

T-岡田、安達、西野、駿太、君らのことやで。

正尚だけに頼ってても点は取れんぞ。

 

今年の開幕投手は22歳で初の大役を務める山本だ。

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今や日本一の投手といっても言い過ぎではない。

140km台後半のフォークなんてわかってても打てない。

普通に投げれば7回2失点で確実にまとめられるはずだ。

相手の西武も24歳で初の開幕投手に指名された高橋光成だ。

いい投手であることは間違いないが、山本ほど打てないわけではない。

3点取れないようなら今年も終盤で多分競り負ける。

まあ期待しないで見ることにする。

 

去年は疫病対策で試合数が減り、観客も制限される異例の年だったわけだが

オリックスだけはいつもと変わらない安定の低空飛行。

試合が減って選手層の差が出る前に終わるから意外と上位いけちゃうんじゃない?

普段から無観客みたいなもんだから、この状況はむしろオリックスに有利なんじゃ?

数少ないポジ要素がこれかよ、と思ったが、フタを開けてみればやっぱり弱い。

西村さんの解任も致し方なかろう。

弱いのは今更別に気にしないのだが、試合がとにかくつまらないのだ。

小兵選手ばかり重用するのはいいが、ロクに塁に出られない。

出塁できても走塁が壊滅的で各駅停車当たり前。

ヒット4本出ないと点入らないって野球盤かよ。

四球を選ぶ意識も低く状況考えず振り回す。

ソフトバンクと比べると同じプロとは思えないレベルの低さだ。

 

これを少しずつ意識改革してほしいのが中嶋新監督。

阪急ブレーブスを知る数少ないOBの1人だ。

数年はそこまで結果は求めない。

別の記事でも書いたが4位で十分だ。

例えビリであっても、とにかく面白い野球を見せてくれればいい。

ここ数年はドラフトでも社会人偏重から高校生プロスペクトへの移行がみられる。

昨年のドラフトでは福岡大大濠・山下、中京・元、明石商業・来田と

1〜3位全員が高校生であり、以前のオリックスでは考えられない指名だ。

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その前も天理・太田、駿河総合・紅林、興南・宮城を上位指名しており、

5年後を見据えたチームづくりを進めようとしているのが伺える。

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とはいえ、数年後に期待通りの若く強いチームになるかどうかはもちろんわからない。

高卒の有望株を多く指名したのは近年ではこれが初めてではない。

そしてそのときに指名した選手が軒並み失敗しているから油断できないのだ。

特に2013年の園部、奥浪、吉田雄の野手勢3人が誰一人使えなかったのは痛かった。

奥浪に至っては犯罪行為による退団処分であり始末に負えない。

唯一若月が正捕手を掴もうとしているが、打力があまりにも酷い。

2014年組の宗や佐野もまだ戦力になっているとは言い難い。

 

若手が期待通りに育つかどうかは指導方針、育て方、使い方次第だ。

ファームが神戸から舞洲に移ったことで施設や環境は良くなったし、

選手の入れ替えや親子ゲームもしやすくなり、力の底上げは期待できるだろう。

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1軍で使えば育つというわけでもないのだが、

ベンチに置くのならやはり積極的に打席や守備機会は与えてやってほしい。

昇格させたものの1度も出場機会がないまま抹消ってのを何度か見たことがあったが

それなら昇格させなくていいからファームで打席与えてやってくれと思う。

 

とにかく中嶋監督と新しく組閣した首脳陣には期待している。

エース山本に宮城、山下がローテーションに入り、正捕手に若月。

二、三、遊を太田、宜保、紅林、元で争ってもらって、中堅に来田。

まあこんなにうまくいくことはそうそうないとは思うが、

何年か後に高卒選手の多くが主力に成長した若い魅力あるチームになることを願う。

祝日は増えたけど・・・

今週のお題「祝日なのに……」

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祝日ってのはなんかをお祝いするために国が定めたもんなわけだが

ここ最近で制定されたのが

5月4日:みどりの日(もとは国民の祝日)

4月29日:昭和の日(もとは昭和天皇誕生日⇒みどりの日)

8月11日:山の日

と3日も増えてる。

なんやねん山の日って。

会社員はお盆休み期間のとこも多いんだし子供夏休みなんだからさ。

6月に水の日作ってくれた方がみんな喜ぶと思うんだけど。

 

こうやってだんだん平日が減っていって1000年くらいしたらどうなるんだろ。

祝日30個くらい増えちゃわないのかな。

そしたら公務員の勤務日数減らすんだろうか。

定時が夜6時になるとか出勤が朝8時とかになっちゃうかもしれんなあ。

 

私の職場は原則祝日は稼働日だ。

部品メーカーなんでお客様が休みでも作ることはできるでしょ、って理屈。

いやいやサービス業じゃないんだから、客が休むときは一緒に休もうよ。

だから年間休日は多分世間一般より少ない。

ここ最近になってやっと祝日を年休取得奨励日に設定するようにはなったが

世間の流れがあって初めて重い腰を上げる結構旧態依然とした会社なんだな。

まあ私が在籍してる間は休日が増えるとは思えないから、ガンガン年休取る。

やっと休みやすい社会になってきたんだから若いときの分まで取ってやる。

 

お題とはちょっとずれるが、一部の祝日に適用されてるハッピーマンデーって

本当に国民は歓迎してるんだろうか?

必ず3連休になるわけだが、私は別に嬉しくない。

毎年日付が変わるわけで祝日の意義が薄れる気がしてるし、

何より連休よりも週の半ばとかに休みが挟まる方が嬉しいからだ。

社会人でそう思う人結構いると思うんだけどな。

資格の話その② -第1種衛生管理者-

私が持っているもう一つの資格が第1種衛生管理者だ。

常時50人以上の従業員がいる事業所には最低1人は保有者が必要な資格だ。

会社で人数が必要だから、という理由で受ける人が多いんじゃないだろうか。

私もそうだ。

QC検定と違って都市圏であれば試験自体はしょっちゅうやっている。

私は大阪に住んでるので加古川にある試験場で受けた。

かなり辺鄙なところにある行きにくい場所だ。

 

この試験は「暗記」、つまりとにかく覚えることばかりだ。

しかも労働基準法とか化学物質とかまったく馴染みのない言葉を覚えないといけない。

勉強するのが非常に苦痛な試験だ。

でも会社で取れっていわれたからやらないとまずい。

私がどうやって勉強したかを少し書いておこうと思う。

 

まずは勉強するためのテキストについて。

これはもう何でもいいのだが、私が使ったのが下の2冊。

両方合わせると電話帳なみの厚さだ。

全部覚えられるわけない。

でもないと困る。

問題集とかで答え合わせするときの根拠がないと頭に入りにくいからだ。

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そして問題集。

これも普通に売っているものでいいが、過去問が収録されているものがベストだ。

私は下の問題集を使った。

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この試験はこれまでに出た問題が使い回されることが結構多い。

半数以上は見覚えがあるイメージだ。

 

じゃあ過去問だけやってりゃいいだろ、ってなりそうだがそれは違う。

まったく同じ問題しか出ないならそれでもいいが、変化球がきたら対応できないのだ。

似たような問題は確かに出てくるのだが、一部数字が変わっていたりする。

日本語を巧みに入れ替えて、同じ答えなのに全然違う問題に見せる技もある。

だから過去問で「狙われやすいところ」を絞り、そこをテキストを使って勉強する、

というやり方が一番効率がいい。

  • まず過去問をやりながら、問題の内容に合致するところをテキストで押さえる
  • その周辺の知識まで含めて付箋をつけておく
  • 付箋をつけ終わったら、該当する部分をエクセルにまとめ直す
  • 自分で作ったエクセルをひたすら頭に叩き込む
  • もう一度過去問をやって満点とれるか試してみる

まあこんな感じだ。

結構大変なのは、過去問の内容がテキストの一体どこに載ってるのかを調べること。

法律の内容なのか、化学物質なのか、病気なのか、人間の体のしくみなのか。

逆にこの作業で、ほしい内容がテキストのどこに載ってるか察しがつくようになる。

そして一番大事なのは、自分でエクセルにまとめ直すことだ。

もちろん別にエクセルじゃなくてもいい。

テキストは試験には出ない余分な情報も書かれているし、だいたいがわかりにくい。

その中から必要なものだけをピックアップしておいた方が覚えやすいのだ。

例えば病気の種類や化学物質なんかはテキストでは文章で書かれたりすることが多い。

これを一覧表みたいにして単語の形にしておくと、余分なてにをはがなくなって

頭に入ってきやすくなる。

何よりも"自分でまとめる”という作業自体が覚えるのに非常に役に立つのだ。

私が実行したときは一覧表を駆使して、A4用紙30枚分くらいに圧縮できた。

分厚いテキストがなくても持ち運べるし、自分で作ったものだから使いやすい。

テキストでは同じような内容が複数箇所にバラけている場合もあるので、

それらをひとつにしてしまうことだってできる。

 

もちろん過去問で見たことない問題だって当然出るが、比率はそう高くはない。

私が受けたときは全体の2割くらいだった。

そういうときは自分の持つ英知と常識を駆使して答えるしかない。

選択式試験なので、たいがいの問題は2択くらいまで絞れることが多い。

そうなればあとはもう運だ。

合格ラインは正答率60%なので、4割は間違ったっていい。

過去問だけでも内容をみっちり頭に入れておけば、そう取りこぼすことはないはずだ。

合格率はだいたい45%くらいであり、かなり高いといえる。

まあ国としてもあまり難関試験にしちゃうと企業が困るから、というのもあって

過去問使い回しや合格ラインを低めに抑えてるのかもしれないが。

 

すごく身を助けるとまではいえないが、あって損はない資格だ。

転職市場でアピールする材料に使うのもいいだろう。

意外と日常生活に役立つ豆知識が得られたりもするから油断できない。

ノロウィルスにはアルコールは効かないとか、フグ毒の正式名称とか

年休の付与日数の基準とか、人工呼吸や胸部圧迫のやり方とかだ。

覚えにくかったのは特定化学物質の分類と特別教育もしくは資格が必要な作業の名称。

でも繰り返し粘り強くやれば必ず頭に入る。

とにかく根気が試される資格だと思う。

子供が予備校に通いたいと言い出した。 -子育て中の親として譲れない2つの条件-

子供が塾へ通うと言い出した。

真ん中の中学生男子だ。

反抗期真っ只中であり、学校に悪態をついては勉強もロクにやらない。

しかしさすがに少しは成績を上げなきゃと考えたらしく

塾へ行かせてほしい、と妻に頼んだみたいだ。

塾というよりは予備校という方が正しい。

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結構な月謝がかかる。

でも子供がやりたいと自分から言ってるのだから叶えてやりたい。

妻はコトの決定権を私に委ねてきた。

金を出すのは私の仕事だからだ。

私は実に久々に息子に語りかけることになった。

 

「予備校に行かせてほしいんだけど」

「本気でやるんだな?」

「やるつもり」

「わからないからって投げ出すなよ?」

「わかってる」

「じゃあ行っていい」

「ありがとう」

「でも条件がある」

「なに?」

「成果は"結果"か"姿勢"で示せ」

「どういうこと?」

「まず学んだ成果が出ればテストの点数に現れるはずだろ?」

「うん」

「それが結果」

「はい」

「でも思い通りに結果が出ないときもあるよな?」

「あるだろうね」

「そんなときも真摯に学習に取り組む姿勢を見せなさいってこと」

「姿勢ってどういうこと?」

「人のせいにしたり投げやりな態度を取らないこと」

「わかった」

「最低限その2つのどっちかが守られてればいい」

 

かくして彼は予備校に通うことになった。

さすがに私から久々に彼に対して放った言葉がかなり効いたらしく

しっかり取り組んでいて成績も確かに上がった。

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普段から口うるさく言っている人の言葉というのはどうしても軽くなるが

実に2年ぶりに話をしたせいか、相当重く響いたみたいだ。

妻との役割分担がいい方に出た例といっていい。

 

しかし予備校ってはもの凄く金がかかるんだな。

個別指導を選択すると週1コマでも月に3万を下らない。

私立学校に通わせてる気分だ。

そりゃ1人の先生を1人で1時間以上拘束しちゃうんだもんな。

人件費全部乗っかってきて当たり前だ。

まあ金でなんとかなるところはなんとかしてやりたい。

親にできるのはそこまで。

人生の糧にするもしないも本人次第だ。

親にとっても子育てで一番辛抱のしどころなんだろう。

女の子の話その⑧ -Nちゃんへの懺悔-

↓ 前回のお話 ↓  

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少し経ってから、なぜNちゃんは私への興味を失ったんだろう?と考えた。

本当に彼女だけが悪かったんかな?と冷静になれたからだ。

 

デートが学校の行き帰りの時間だけではやはりマンネリを招く。

おそらく彼女はそう感じていたのだと思う。

でも私はそうではなかった。

だから平日が待ち遠しくて仕方がなく、土日が早く終わらないかなとさえ思った。

そんな日常でも満足していたことも事実だが、それ以外の引き出しもまたなかった。

休みの日に会ってデートする?

どこで?

何すればいい?

全然思い浮かばなかったのだ。

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一度だけ彼女から自宅に電話をかけてきてくれたことがあった。

当然うちも自宅なのでだいたいは親が出る。

私が彼女に電話しにくかったように、彼女もきっと葛藤はあっただろう。

でも勇気を出して電話してくれたのだ。

 

「なんか声が聞きたくなったの」

 

これ以上ない最高に嬉しい理由だ。

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だが私は家族がいることもあって気恥ずかしく、また明日会えるんだから、

という理由をつけて話もそこそこに受話器を置いてしまった。

彼女は会うとたびたびストレートに「大好き!」と想いを言葉で伝えてくれたのに、

私は恥ずかしくて気の利いた言葉を言ってあげられなかった。

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彼女がくれた贈り物に対してもお礼こそ言えど、その気持ちを形にして返せなかった。

何をあげて良いかもわからず、自分が選ぶもののセンスにも自信がなかったのだ。

どれもこれも完全に自分に都合が良いだけの言い訳だ。

彼女はきっとそういうところにも刺激のなさを感じていたのだと思う。

でも当時の自分にはその自覚がなかった。

ただ彼女のことが好き、という気持ちだけが武器の"一本足打法"だった。

彼女を楽しませてあげたい。

彼女を喜ばせてあげたい。

そういう視点がまったく欠けていた。

だから私の「彼女のことが誰よりも好きだ」という強い想いは、

きっと私が思っているほどNちゃんには伝わっていなかったのだろう。

「この人は本当に私のことを大切に想ってくれているのかな」

と疑問だったのかもしれない。

 

振り返るとNちゃんの前では格好をつけることばかりを優先していた。

教室では周りの目があるので、彼女の前ではできるだけクールな自分を演じていた。

そんな自分の姿は、2人きりのときもあまり変わっていなかった。

弱みを見せたって良かったんじゃないかとも思うし、

もっとONとOFFをはっきりさせるべきだったのかなあとも思える。

 

人は大切なものを本気で手に入れるためには懸命に悩み、努力する。

私もそうだった。

しかし一度手に入れてしまうとそこで満足してしまった。

例えは悪いが"釣った魚に餌をやらない"ということと同じだ。

Nちゃんは"釣った"後も私にちゃんと餌をくれていたのだから尚更だ。

本当はそれまで以上に、熱量を維持向上させるために努力しなくてはいけない。

一途に想い続けることだけが誠実とは限らない。

決して"愛があれば大丈夫"ではないのだ。

 

Nちゃんとのことを綴っていると、どうも気分が沈んで仕方ない。

あのときに味わった辛さが最近のことのように甦ってくる。

でもOKをもらえたときに感じたこれ以上ない幸福感もまた忘れられない。

悲喜こもごもあるからこそ尊い思い出になって心に残っているのかもしれない。

 

上にも書いたが、Nちゃんが私から去った理由は今なら察しがつく。

彼女に「飽きた」などと感じさせた私が悪かったのだ。

おそらく彼女は別れを切り出す際にもいたずらに長引かせず、

私にちゃんと筋を通そうとしてくれた。

彼女なりの誠意だ。

私とは釣り合わないくらいモテる子だったとは思うが決して軽い子とは思わない。

無理矢理にでも 自分を納得させるため、という大義名分があったとはいえ、

彼女にすべての責任を負わせて楽になろうとしたことは本当に後悔している。

 

Nちゃん、あのときは傷つけるようなことを言ってしまって本当にゴメン。

私に大切な思い出をたくさんくれたこと、そして短い間だったけど

私の彼女でいてくれたことに感謝しています。

 

ありがとうNちゃん!