ブリティッシュ・ブルドッグス。
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ダイナマイト・キッドとデイビーボーイ・スミスの2人のことだ。
このブログのアイコンにもしてるプロレスラーである。
昭和のプロレスファンである私はこのコンビが大好きだった。
とにかく格好いい。
キッドのスピードと凄まじい技のキレ、スミスの並外れたパワー。
しかし私がこの2人を最も評価しているのは「やられっぷり」の良さだ。
特にキッド。
初代タイガーマスクの魅力をあそこまで引き出したのはキッドの抜群の"受け"だ。
ローリングソバットを食ったときの派手なリアクション。
ショルダースルーは天井高く投げられる。
デッドリードライブで叩きつけられればマット上でバウンド。
これぞプロレスラーである。
自分より遥かに大きいハンセンやブッチャーにもまったく臆することなく
ぶつかる姿にファンは大きな声援を送った。
89年、武道館のハンセン&ゴディ組戦でゴディ相手に繰り返しタックルを挑み、
数回目でようやく倒した後の高速ブレーンバスターには心底痺れたものだ。
私も一度だけ会場でリングに向かう2人を間近で見たことがある。
ハンセンやシンのように暴れるわけではないが、ファンを寄せ付けない殺気があった。
触ろうと近寄ろうものなら眼光鋭く睨まれ冷たく手で払いのけられる。
キッドは決して笑わないし花束も一切受け取らない。
あの「凄み」を出せるレスラーはなかなかいるものではない。
残念ながら2人ともこの世を去ってしまった。
キッドの死去はネットニュースでも見たが、現役時代に多用していたステロイドが
影響したのだろう、晩年の変わり果てた姿に胸が痛んだ。
今でも全日本時代のテーマ曲「カーウォーズ」を車で聴きながら当時を偲んでいる。