ヤフオク!の話その① -ネットオークションを上手に利用しよう-
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中古市場が活発になって久しい。
2000年以前にも中古屋はあるにはあったがゲームソフト、家電、本など
一部業界の実店舗がいくらかあっただけで、取引数はそれほどでもなかった。
やはりネットオークションの普及によるところが大きい。
今やヤフオクだけでなくメルカリ、ラクマなどオークションやフリマ花盛り。
実店舗に売るより確実に高く売れるし、何より端末ひとつで売買できて楽だ。
私も20年くらいヤフオクを愛用している。
初めのうちは落札専門だった。
出品に金がかかることが一番の理由だ。
出品したければプレミアム会員にならないといけなかった。
月額500円くらいかかるのだ。
だがメルカリというライバルが現れてから、ヤフオクの姿勢に変化が生じた。
プレミアム会員にならなくても出品ができるようになったのだ。
但し会員かどうかによらず、出品時には出品手数料という「みかじめ料」を取られる。
会員だと売上の8.8%、非会員だと10%だ(今後見直される可能性はある)。
非会員だと少々高くなるものの、ハードルはかなり下がった。
毎月コンスタントに売るものがあるわけではない私にとっては
売上の10%を取られても、固定コストを払わずに出品できるメリットは大きい。
オークションをやっていると取引した人たちからの評価が積み上がっていく。
私の現在の評価は300くらいだ。
ほしいものがあるときだけ落札し、売りたいものが出たときだけ出品しているので
生業にしている人のように何千点も評価があるわけではない。
良い評価をもらえたら1点上がり、悪いと評価されると1点下がる、という仕組みだ。
ほとんどが良い評価だが、悪い評価をもらってしまったことも残念ながらある。
当たり前だが、悪い評価はもらいたくはないものだ。
良い評価だけをもらえるように、ヤフオクで注意すべきことを書いておきたい。
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商品説明は丁寧に
当たり前のことなんだが、全然できていない出品者が結構多い。
説明が1行だけ、ってのもいる。
キズとか破れはないのか、ちゃんと動作するのか、どのくらいの期間使ったものか。
少なくともそういう情報は買う方からすれば必須だろう。
特に落札する側にとって都合の悪い情報は積極的に開示すべきだ。
ほんのわずかな不具合であっても正直に書いておけば信頼にもつながるからだ。
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価格設定は相場をよくみて
まあこれは評価とは関係ないのだが、売りたいものを売れるようにするためには
市場価格というものを把握しておかないとなかなか売れないものだ。
1000円でコンスタントに売れているのに5000円で出品しても誰も買わない。
但しあまり市場に出ていないものであれば、様子見で高めに設定してもいい。
ほしがる人は結構いるのに、あまり出品されていない場合もあるからだ。
もちろん付加価値があると判断した場合には強気の価格設定をしてもいい場合がある。
同じ本がたくさん出品されているが、自分の商品には作者のサインがある、とか、
ゲームソフトやCDなんかにある初回盤限定の装丁、とかだ。
同じような商品は検索すれば出てくるし、過去の落札価格もボタン1つでわかる。
ある程度「これくらいなら売れるんだな」と見積もってから出品するのがベターだ。
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写真はできるだけ効果的に使う
ヤフオクの場合、標準の出品フォーマットなら写真は10枚まで使える。
チケットとか1枚で事足りてしまうものもあるが、電化製品とかになると
別角度から撮った外観だったり、内部の様子だったり、
いろんな写真をできるだけ載せる方がいい。
買う方も判断する材料は多い方がいいのだから。
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送料はできるだけ安く
ネットオークションが実店舗に劣るのが送料がかかる点だ。
送料が高いと売れにくいし、買いにくいものだ。
事前に梱包サイズや重さを調べて、一番安い方法を選択する。
普通郵便で送れるものをわざわざレターパックにする必要はないのだ。
特に安価な商品だと数円の送料の違いで入札されなかったりする場合だってある。
買う方は同じものを買うのなら1円でもトータルで安い方を選ぼうとするからだ。
私がよく使うのは、クリックポスト。
日本郵便のサービスで全国一律198円(価格がよく変わるので注意)。
A4サイズ以内、厚さ3cm、重さ1kgまでならOKだ。
そしてクリックポストのいいところは追跡ができること。
これが普通郵便にはないメリットだ。
少し大きいものになるとゆうパックのおてがる版を使う。
これも日本郵便の宅急便サービスだが、おてがる版というのは
ヤフオクと連携したサービスで、送料が通常配送よりも安く抑えてあるのだ。
私の場合はほとんどの出品物はこのいずれかで設定している。
どちらも宛名書きが不要なのもいい点だ。
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落札後の手続きは速やかに
これももう当たり前のことだ。
自分が落札した場合はできるだけ早く住所連絡と入金を済ませる。
出品側なら入金確認できたらすぐに発送する。
商品説明に「48時間以内に入金下さい」とか「入金後1〜2日以内に発送します」
とか書かれていることが多いので、最低でもその期日は守る。
止むを得ず遅れる場合には取引メッセージを必ず入れることだ。
見ず知らずの者同士が取引をするのだから、
1週間経っても連絡ひとつよこさないような人はとても信用できない。
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評価は必ず入れる
特別な事情がない限り私は相手を原則的に評価することにしている。
自分も評価してもらいたいのであれば当然のことだ。
自分が落札者の場合は商品が到着したらこちらからする。
出品者の場合は相手から評価されたらこちらからも評価を入れる。
評価不要という断りがあればもちろん別だ。
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質問に答えるかどうかは内容次第
出品をしているとたまに質問を入れてくる人がいる。
入札意思があるから質問してきている、とは思わない方がいい。
いかにも答えてくれたら入札しますよ、という思わせぶりな質問をしてきたのに、
期待して答えてもいつまでたっても入札してくれない、なんてことは日常茶飯事だ。
とはいえ、商品説明や写真で判断できないことを聞いてこられたら
できるだけ真摯に答えるようにはしている。
逆に読めばわかるようなことを聞いてくる人には答えない。
商品説明すら読まないで聞いてくるような人とは取引したくないからだ。
こんなところだろうか。
ネットオークションは取引の相手がどんな人かがわからない。
だからこそ隙を見せないように周到な準備が必要だ。
曖昧な写真や説明だと揚げ足を取られてトラブルに巻き込まれる可能性だってある。
もしトラブルになってしまっても決して感情的にならず、
落としどころを提案して速やかに解決を図ることだ。
私も注意していたつもりが何度か嫌な思いをしたり、
逆に相手に迷惑をかけてしまったことがある。
そのへんの経験については別の記事で書いてみようと思う。