いよいよ2021年パ・リーグ開幕! やる気MAX!? オリックス!
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いよいよ2021年のパ・リーグ開幕が迫ってきた。
全国に150人ともいわれるオリックスファンの1人として期するところを書いておく。
開幕戦は毎年毎年息を吐くように負け続けてきた。
気づけば2010年以来勝ちがなく9連敗中(2011年は引き分け)。
ほとんどの先発は試合を作っており、だいたい終盤までもつれている。
にもかかわらず負けっぱなしなのはリリーフが弱いことよりも打線の問題だ。
肝心なところでタイムリーヒットが出ないのはいつものことだが、
これはどのチームもそうそう出るもんではない。
ましてや開幕戦であり、どこだってエースが登板しているのだから尚更だ。
だから試合がロースコアになることは別に不思議なことではない。
オリックスと他球団との決定的な違いは
1点を取る執念
これに尽きる。
ソフトバンクや西武はここぞでちゃんと犠牲フライが打てるし、
着実に転がして内野ゴロででも1点を取りにくる姿勢や技術がちゃんとある。
対してオリックスはどうか。
何も考えず初球内野フライ。
打者有利なカウントから難しい球を無理に打ちに行って併殺。
三振以外ならなんか起こるぞ、って場面で三振。
そりゃビリにしかならんよ。
山本、山岡、山崎福、田嶋、宮城と先発の駒は十分揃ってるんだから
高卒野手の成長をただ待つんじゃなく、今のレギュラー陣が仕事しないとダメだ。
T-岡田、安達、西野、駿太、君らのことやで。
正尚だけに頼ってても点は取れんぞ。
今年の開幕投手は22歳で初の大役を務める山本だ。
今や日本一の投手といっても言い過ぎではない。
140km台後半のフォークなんてわかってても打てない。
普通に投げれば7回2失点で確実にまとめられるはずだ。
いい投手であることは間違いないが、山本ほど打てないわけではない。
3点取れないようなら今年も終盤で多分競り負ける。
まあ期待しないで見ることにする。
去年は疫病対策で試合数が減り、観客も制限される異例の年だったわけだが
オリックスだけはいつもと変わらない安定の低空飛行。
試合が減って選手層の差が出る前に終わるから意外と上位いけちゃうんじゃない?
普段から無観客みたいなもんだから、この状況はむしろオリックスに有利なんじゃ?
数少ないポジ要素がこれかよ、と思ったが、フタを開けてみればやっぱり弱い。
西村さんの解任も致し方なかろう。
弱いのは今更別に気にしないのだが、試合がとにかくつまらないのだ。
小兵選手ばかり重用するのはいいが、ロクに塁に出られない。
出塁できても走塁が壊滅的で各駅停車当たり前。
ヒット4本出ないと点入らないって野球盤かよ。
四球を選ぶ意識も低く状況考えず振り回す。
ソフトバンクと比べると同じプロとは思えないレベルの低さだ。
これを少しずつ意識改革してほしいのが中嶋新監督。
阪急ブレーブスを知る数少ないOBの1人だ。
数年はそこまで結果は求めない。
別の記事でも書いたが4位で十分だ。
例えビリであっても、とにかく面白い野球を見せてくれればいい。
ここ数年はドラフトでも社会人偏重から高校生プロスペクトへの移行がみられる。
昨年のドラフトでは福岡大大濠・山下、中京・元、明石商業・来田と
1〜3位全員が高校生であり、以前のオリックスでは考えられない指名だ。
その前も天理・太田、駿河総合・紅林、興南・宮城を上位指名しており、
5年後を見据えたチームづくりを進めようとしているのが伺える。
とはいえ、数年後に期待通りの若く強いチームになるかどうかはもちろんわからない。
高卒の有望株を多く指名したのは近年ではこれが初めてではない。
そしてそのときに指名した選手が軒並み失敗しているから油断できないのだ。
特に2013年の園部、奥浪、吉田雄の野手勢3人が誰一人使えなかったのは痛かった。
奥浪に至っては犯罪行為による退団処分であり始末に負えない。
唯一若月が正捕手を掴もうとしているが、打力があまりにも酷い。
2014年組の宗や佐野もまだ戦力になっているとは言い難い。
若手が期待通りに育つかどうかは指導方針、育て方、使い方次第だ。
ファームが神戸から舞洲に移ったことで施設や環境は良くなったし、
選手の入れ替えや親子ゲームもしやすくなり、力の底上げは期待できるだろう。
1軍で使えば育つというわけでもないのだが、
ベンチに置くのならやはり積極的に打席や守備機会は与えてやってほしい。
昇格させたものの1度も出場機会がないまま抹消ってのを何度か見たことがあったが
それなら昇格させなくていいからファームで打席与えてやってくれと思う。
とにかく中嶋監督と新しく組閣した首脳陣には期待している。
エース山本に宮城、山下がローテーションに入り、正捕手に若月。
二、三、遊を太田、宜保、紅林、元で争ってもらって、中堅に来田。
まあこんなにうまくいくことはそうそうないとは思うが、
何年か後に高卒選手の多くが主力に成長した若い魅力あるチームになることを願う。