交通違反キップを切られる話その① -おまわりさんとの初遭遇-
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運転免許を取って早や20年以上。
道路を走っているとどうしても交通ルールを守れないときがある。
そしてそんなときに黒白2色塗りの車に出会ってしまうときもある。
そんなおまわりさんに初めてコンニチワされたときの話だ。
学生時代のある夏の日。
泊りがけのキャンプの帰り、積丹地方の広域農道を走っていた。
郊外によくある非常によく整備された信号もほどんどない道だ。
道幅も広くて見通しもよく交通量もほとんどない。
気付けば80kmくらいで走っていたそのときだ。
突然目の前に「止まれ」の赤い旗が見えた。
あれ、これってもしかしてネズミ捕りっていうのか?
道を少し外れたところに受け付けみたいなカウンターが設置されている。
何台か他の車もいる。
大盛況だ。
さっきのおまわりさんがニッコニコで私に話しかけてくる。
「こんにちはー、急いでました?」
「いえ、そんなことはないんですけど」
「30kmオーバーだね」
「あれ、そんなに?」
「6点だから免許停止だね」
「うわ」
「住所と名前書いて、それから免許証見せて下さいねー」
「これでいいですか」
「罰金もあるからねー」
「いくらなんですか」
「それは後で納付通知が行くから」
「はあ」
「それから後で違反者講習の案内来るからできれば受けてね」
「受けなくてもいいんですかね」
「受けたら免停1日でその日に免許返してもらえるけど、受けなかったら30日だよ」
「そんなに違うの?」
「そう、受講料かかるけどね」
ということでその日は解放されたがショック大きい。
結局後からきた通知で罰金は4万とわかった。
学生にこの金額はデカイな。
しばらくおとなしく自炊したもん。
一緒にキャンプ行った連中が人数割りで負担してあげるよ、と言ったが口だけだった。
みんな冷たい。
それにしてもあんなに広い見通しいいとこで張るんかよ。
交差点もほとんどないし家も全然ないとこだよ。
事故が起こりやすいとこじゃなくて、ただスピード出やすいとこ狙ってるだけじゃん。
それにあんな道で制限50kmって捕まえやすくするためのルールとしか思えん。
もう二度とするまい、と誓った・・・はずだったのだが、
この後もおまわりさんとは何度も感動の再会を果たすことになった。
そのときのやり取りをいくつか書いてみようと思う。