人生の雑記帳

思ったこと。気付いたこと。疑問。後悔。思い出。忘れたくないこと。そんなことを書き留めよう。

自治会の役員決めってなんであんなに面倒くさいんだ?

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今年度、住んでいる地域の自治会役員の当たり年になってしまった。

そのため役員が8人ほど集まって、どの役をやるか話し合うことになった。

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集まった人の年齢層は全員が私より年上。

70代と思しき方も半数くらいいる。

そして半数以上が女性だ。

 

前任の会長さんがその場は仕切ってくれて役員決めが始まった。

が、前会長はあくまでサポートに徹し、あくまで我々の話し合いで決めるように促す。

私は敢えて黙って、周囲がどういう出方をするか観察することにした。

誰もが軽い役で済まそうと思ってるのはわかる。

私だってできればそうしたい。

とにかく誰が会長をやるのかで紛糾するのは目に見えている。

前会長が1人ずつに話を振ってくれるのだが

 

「いやいや私には無理です」

「仕事があって・・・」

「介護があって・・・」

 

出てくるのはやらない、できないという逃げるための理由ばかりだ。

そしてある御婦人が前会長に向かってとんでもないことを言い出した。

 

「もう1年やってもらうことってできないんですか?名誉会長ってことで」

 

うちの自治会の任期は2年だが、1年だけ特例で延長してもらないか、ってことだ。

そして挙句の果てに、口々に軽い役に立候補して既成事実を作ろうとする。

 

「私〇〇委員やりますから」

「じゃ、私はこの役で」

 

私は黙ってこのやり取りを見ていたのだが、呆れてしまった。

話し合いでもなんでもない。

そう思っていたところに前会長が私に意見があるか振ってきてくれた。

私は鬱憤をぶちまける。

 

「役員決めって早い者勝ちなんでしたっけ?黙ってた私は選ぶ権利ないんですか!?」

「前会長に延長してもらったとして1年後にまた同じようにモメるんですか!?」

 

全員黙ってしまった。

最年少者の私にこんなこと言われて恥ずかしいと思ってほしいわ。

私はもう少しマシな話し合いができると思っていたので、

意見を言うとしたら平等にクジ引きで決めることを提案しようと思っていた。

だが、最初から我先に逃げることばっかり考えてる人たちだとわかったので

こんな人の誰に会長が当たっても、まともに仕事できるわけがないと悟った。

で、沈黙の中で最後に発言した。

 

「私が会長をやりますから」

 

前会長はもちろん、周囲の全員が安堵の表情に変わる。

会長が決まれば後は早い。

他の役職もスンナリと決まり、散会となった。

一人ひとりが引き受けてくれてありがとうございます、って私に礼を言いに来る。

正直大して嬉しくはない。

後ろ向きの立候補だからだ。

 

来ていた人たちは人柄は皆いいのだが、責任感がない。

特に年配になるほど、そして女性ほどその傾向が強い。

まあ実際70超えた人が引き受けたとしても、パソコンもスマホも使わない人もいて

書類作成したり印刷したりコピーしたりするのも結構大変だろうとは思うので

動ける私がやるのが一番いいんだろうとは思う。

なら正直にそう言って辞退させてくれ、って嘆願すればいいのに

言い訳じみたとってつけた理由ばかり並べるから嘘くさく聞こえるのだ。

 

引き受けたからには責任は全うする。

そして来るべき2年後の改選時には次期役員が同じ轍を踏まないように

いろんな決め方を提案できるように準備しておこうと思う。

こういうのは自治会だけじゃなくてPTAとか子供会とかも同じだ。

あっちは主に母親が中心になってるが、逃げようとする人が多いのは変わらない。

フルタイムの仕事を理由に逃げようとするな。

今や女性だって仕事してるのが当たり前なんだから。

小さい子がいることを理由にするな。

何のために夫がいるんだよ。

 

妻も私と同じような理由で重い役を何度か引き受けてきたことがある。

大変なことも多いが、メリットがないわけじゃない。

やらなかった人に対して「貸し」ができるので、意見が言いやすくなる。

そしていろんな組織の人と必然的に連絡を取り合うので

顔が広くなり、名前を覚えてもらえる。

その地域で生活していくのであれば、長期的にみていいことだ。

特に若いときにやっておけば、年取って体にガタがきたときに断りやすくもなる。

逃げてばかりだとそのうち逃げきれなくなるし心象も悪い。

 

もうちょっと建設的に進められるようにしたいものだ。