人生の雑記帳

思ったこと。気付いたこと。疑問。後悔。思い出。忘れたくないこと。そんなことを書き留めよう。

ピザ屋の裏話その⑦ -ついに事故ってしまった!-

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5年もやってれば1度くらいは事故に遭う。

私も1度だけ大きな事故をやらかした。

その日も配達で快調に直線道路を走っていた。

両脇に民家やアパートが立ち並んでいる片道一車線の中通りだ。

すると右側のアパートの駐車場から車が出てこようとしているのが見えた。

もちろん私は本線を走っているので優先はこちらだ。

その車が私の前に入ろうとするには接近しすぎている。

今、無理に出てくれば間違いなくぶつかるくらいの距離だ。

いくらなんでもこの距離感で出てくることはないだろ、と思っていた。

私の車がその駐車場の脇を通ったときにものすごい衝撃が走った。

一瞬何が起こったのかがわからず、車を止めた。

さっきの車が私の車の側面に思い切り突っ込んでいた。

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おいおい、あの位置関係で脇から出てくるんかよ。

幸い特にケガもなかった私は車を降りて、とりあえず運転手に声をかけた。

完全にもらい事故だし、業務中なのでかえって落ち着いていたのだ。

相手の運転手は30代前半っぽいがやたら若作りしてるやや痛めの女だ。

「大丈夫ですかー?」

するとあろうことか若作りは

 

「どこ見て運転してんのよ!?」

「そっちが譲るのが常識でしょ!?」

 

とのたまう。

挙句の果てに

 

「この車、お母さんの車なのに・・・!」

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知らんがな。

お前が勝手に突っ込んできたんだろ。

このあまりにも非常識な態度に私も悪い癖が出て感情が爆発してしまった。

 

「話つけたるから店まで顔出せやコラ!」

 

ベコベコになった車が2台、つるんで走る姿は異様だ。

店に到着し、マネージャと若作りが話を始めた。

こっちはただの学生バイトであり、事後処理は会社に任せるのがルールだ。

その場はとりあえず終わり、最後は保険会社が間に入って決着をつけるみたいだ。

マネージャによると

「自分は悪くないの一点張りで話にならんかった」

そりゃあんな飛び出し方してくるんだもん、常識あるはずないわな。

免許与えたらあかんやつやわ。

 

後日、私はアルバイト先の本部から呼び出された。

どうも過失割合で折り合いがつかなかったらしく、民事調停になったみたいだ。

で、当事者である私の言い分が必要であり、呼ばれたのだ。

弁護士が私に事故当時の状況について根掘り葉掘り聞いてくる。

しまいに私もイライラして喧嘩腰になってしまう。

それでも弁護士はさすがに冷静だ。

こんなことには慣れっこなのだろう、うまく着地点に誘導してくれた。

本線を普通に走っていただけの私は10:0以外納得はいかなかったのだが

8:2で若作り側に過失がある、という判断で合意となった。

 

車を使う仕事に事故はつきものだ。

だが今回の場合は人にケガをさせていなくて本当に幸いだったと思う。

いくら業務上でも人身事故で人を死なせてしまったとしたら間違いなく人生が変わる。

自損や物損事故は物が相手なので本当はラッキーと思うべきなのかもしれない。

 

それにしてもああいうもらい事故だけは本当に防げない。

自分が安全運転するだけじゃなくて、周りに非常識な車がいるかもしれないと

心得て運転しなくちゃいけないんだろうな。