人生の雑記帳

思ったこと。気付いたこと。疑問。後悔。思い出。忘れたくないこと。そんなことを書き留めよう。

お元気でしょうか大坪元雄さん -モトヲ語録その①-

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昔、関東地区の競馬中継番組に大川慶次郎さんという解説者がいた。

卓越した慧眼から「競馬の神様」と呼ばれ、人柄もよくファンからも親しまれていた。

そして関西地区にも同じくファンを魅了する解説者がいたことを御存知だろうか。

大坪元雄さんという方だ。

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大川さんは鬼籍に入られて久しいが、大坪さんは御健在だ。

長らくホースニュース・馬や競馬ブックでトラックマンとして活躍し、

関西地区で放送されている「ドリーム競馬」でも解説者としておなじみの方だ。

だが、この方がファンに支持されているのはトラックマンとしてではなく

「言い間違い」や「活舌の悪さ」によるところが大きく、

そしてそれが抜群に面白いことによる。

関西が誇る競馬の神様ならぬ「噛み様」なのだ。

まあ御年配の方なので致し方のないところではあるんだが。

覚えているだけでもこれだけある。

 

オースミパレード

ナリタブライアンと同期のオースミレパードのこと。

重賞勝ちはないが、地方在籍時も含めて16歳まで現役で走っていた功労馬だ。

まあありがちな勘違いではある。

アグネスパレードをアグネスレパードとは言っていなかったと思う。

 

バブルガムヘロー

1995年の朝日杯を勝ったバブルガムフェローのこと。

基本的に「フェ」「ファ」は「ヘ」「ハ」に変換される傾向にある。

 

エアグループ

1996年のオークスエアグルーヴのこと。

大坪さんの辞書に「ヴ」という字は存在しない。

グルーときたらその後は「プ」しかないのだ。

 

エリモダンデー

1998年の日経新春杯を勝ったエリモダンディーのこと。

小文字の「ィ」や「ェ」は最初からなかったことになるのがお約束であり、

大坪さんを知るための入門編だ。

類例にテコテコタック(ティコティコタック)、ツザビクトリー(トゥザヴィクトリー)、

ステンガー(スティンガー)、ザツダプレンテー(ザッツザプレンティ)などがある。

 

ウメノフィーバー

1999年のオークスウメノファイバーのこと。

確かに字面は似てるし、実際いてもおかしくはない。

 

クロシオ

これはファンの間で結構有名になった。

2001年のNHKマイルカップを勝ったクロフネのこと。

発音のしにくさとかじゃなくて完全に違う馬になってる。

「シロフネ」というまさかの色違いバージョンが登場したときは耳を疑った。

 

ジャングルチケット

2001年のダービー馬ジャングルポケットのこと。

多分大坪さんの中では1993年のダービー馬ウイニングチケット

ごっちゃになってるものと思われる。

 

ロゼカラー

2001年のフィリーズレビューを勝ったローズバドのこと。

ロゼカラーというのはローズバドの母であり、わずか5年前に

クラシック戦線を沸かせた馬でもあったことから

母と娘がこんがらがったものと思われる。

見ていた私もどっちが母でどっちが娘か一瞬わからなくなった。

 

マンハッタンギャル

2001年の菊花賞マンハッタンカフェのこと。

どうやったらカフェがギャルになるのかまったくわからない。

なおギャルの方はカフェが出る20年くらい前に実在しているため、

大坪さんにとっては記憶に残っている馬だったのかもしれない。

条件馬だったにもかかわらずちゃんと覚えてたんならさすが噛み様だ。

 

タイムパドラックス

2004年のジャパンカップダートを制したタイムパラドックスのこと。

字で書くと間違いに気付きにくいが、大坪さんの読み方の方が若干発音しづらい。

モトヲマニアにとって上級編といえる。

 

ヤマダサンダース

2005年の京都牝馬Sを勝ったアズマサンダースのこと。

どうも人違いをなさっているみたいだ。

 

デラデラノビラ

大坪さんの地位を確固たるものにした名馬。

2005年のフローラSを勝ったディアデラノビアのこと。

おそらく大坪さん史上最大の難敵と思われる。

G1戦線で結構活躍した馬だったことも災いした。

中継ではついに最後までまともに言えずじまい。

「デ、デラデ・・・」「デラデラ・・・もう勘弁して下さい」

 

ドリームスカイ

2009年の有馬記念を勝ったドリームジャーニー

2008年のダービー馬ディープスカイの合わせ技。

はるか昔にも

ミスターシービーメジロモンスニー = ミスターモンスニー

ってのをやらかしてる模様。

 

トールプワピー

2008年のオークストールポピーのこと。

普通に言った方が楽じゃないだろうか。

 

リトルマーメイド

2008年のエリザベス女王杯の勝ち馬リトルアマポーラのこと。

間違えてることよりも、このディズニー映画のタイトルを

大坪さんが知ってたということの方が驚きだ。

まあこれも以前に同名の馬が実在してたんで、そっちの記憶かもしれんが。

 

ニシノフルムーン

2010年の中山牝馬Sを勝ったニシノブルームーンのこと。

現役なのになんか穏やかな余生を送ってる馬みたいになってる。

 

馬の名前だけでもこれだけあるが、実際にはおそらくこの数倍はある。

メインに出てくる馬に限らず、条件馬や未勝利馬でもやらかしてるはずだ。

馬名以外でも結構あるのでそれは別の記事でまとめてみることにする。