人生の雑記帳

思ったこと。気付いたこと。疑問。後悔。思い出。忘れたくないこと。そんなことを書き留めよう。

ヤフオク!の話その⑨ -売れやすいのはどんなもの?-

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私は稼ぎたいからではなく、不要品の処分を目的にオークションをやってる。

捨てるくらいなら、必要な人に相応の価格で買い取ってもらえれば

利害が一致してモノも無駄にならない。

不要品なので、売りに出す商品は千差万別だ。

思わぬ高値がつくものもあれば1年経ってもアクセスさえロクにないものもある。

その中で「こういうの結構売れるんだなあ」というものが少しわかってきたので

書いてみようと思う。

 

金券

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イベントのチケットとかスキーのリフト券とかプロ野球の入場券とかだ。

もちろん半額券や割引券なんかもこれに含まれる。

こういう類のものが売れるのは半ば当たり前とも言えて、

買う側の利益が明確に計算できるからだ。

リフト券の半額券を出したとする。

正規価格4000円のところ、半額の2000円で利用できるわけだ。

そうなると送料含めて2000円未満で購入できれば利益が出る・・・という具合だ。

まあ実際には1円とかじゃなく500円程度はお得感がないと買ってもらえない。

今まで出品した金券類はそこまで欲張った価格設定をしなかったこともあって

出品したその週のうちに落札されたものがほとんどだ。

もちろん、その金券が利用できる場所そのものに需要がないといけない。

誰も行かないような場末のテーマパークのタダ券なんて誰も入札しないからね。

 

子供の服とかおもちゃ

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子供が使うものはだいたいが一過性のものだ。

服は成長したらサイズが合わなくなるし、おもちゃは飽きる。

その前に破ったり壊したりしないことが前提なんだけど。

無事であったなら、まだ使えるものだし捨てるのはもったいないと考えるのは自然だ。

そして買う側も子供を持つ親であれば思考は同じなのだ。

どうせすぐ着られなくなる、もしくは飽きるんだったら中古でいいや、って。

そういう需給がマッチして売れやすい傾向にある。

服については西〇屋とかだともとが安価なのであんまり売れないが、

ミ〇ハウス、ファ〇リアなど出どころのはっきりしたブランドなら入札されやすい。

まあよほどのレア品でない限り落札額自体は安価になってしまうが、これは仕方ない。

デザインは千差万別だが、出品自体もかなり多いためだ。

野球帽や選手ユニ・Tシャツなんかも状態さえ良ければだいたい売れるが、

選手ユニ・Tシャツの場合は、その選手が移籍したり背番号が変わったり引退したり

すると入札が入りにくくなる傾向があるような気がする。

子供の野球離れが言われて久しいが、根強い需要はある。

おもちゃも女の子ならシルバニアとかはコレクターもいるので結構売れる。

男の子であればレゴブロック、プラレールなんかは定番だ。

特にプラレールは市場に出回った数が少ない車両だったりすると

定価の3倍くらいで売れたものもある。

ウルトラマンのソフビ人形やトミカなんかも単価はそう高くならないが

まとめて売ればそれなりの金額で買ってくれる人が現れやすい。

 

レトロ玩具

これはむしろ大人のおもちゃ、と言っていい・・・いや、ヘンな意味じゃなくて。

自分が子供だった昭和の時代に使っていたものが実家の押し入れから出てきて

売ってみたらバカ高く売れた、みたいなパターンだ。

欲しがるのは子供よりむしろ私と同世代くらいの大人だろう。

私もいくつか出品した経験がある。

代表的なものが"超合金"シリーズだ。

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ダイキャスト製のおもちゃの総称であり、今ではほとんど見られなくなった。

結構精巧に作られていて、ズッシリと重量があるため高級感が感じられるのが特徴。

持って遊んでいて足の上とかに落とすとしばらく悶絶するくらい痛い。

下手すると骨折する場合もあるので注意が必要だ。

超合金は合体ロボットアニメや特撮シリーズものに多く、今でもすごく人気がある。

モノによっては一体数万円から数十万円になるものまで存在する。

剣とかミサイルとか細かいパーツが揃ってると価格が上がりやすい。

そして現品の状態と同じくらい大事なのがパッケージ、つまり "箱" だ。

購入時の箱とかケースがあるかないかで落札価格が倍になることもままある。

まあ昭和の時代のおもちゃの箱まで丁寧に保管してる人は希少だろうな。

数十年後にネットオークションで売れるなんて当時は考えてないわけだし。

任天堂ゲームウォッチなんかも動作品であれば1万円を超えるものもある。

遊びたいから、というよりは骨董品を手に入れたい、という感覚なのかな。

 

レトロもの、とはいえ私の感覚では古ければいい、というものでもなさそうだ。

オークション参加者はやはり70〜80代よりもネットに慣れた40〜50代が多いだろう。

そうなると子供時代といえば昭和50年代がメインになる。

私が出品したものの中にはプロレスものの本やプロ野球関係のゲームなんかが

いくつかあったが、やはり昭和50〜60年代のものの人気が非常に高い傾向にある。

世代人口も多く、ちょうど子供の遊びの幅が広がった時代でもあり、

さらに現在ネットオークションにも馴染んだ年齢層でもあるために

当時モノの需要が高い、ということではないだろうか。

まあ当然転売ヤーも紛れてるんだろうけど。

 

サイン色紙

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私が持っていたのはプロ野球選手とプロレスラーのものだ。

30年くらい前にもらったものなんだが、出品するかどうか非常に迷った。

本物だと証明する手段がないからだ。

見る人が見れば偽物かどうか判別がつくのだろうが、

筆跡を細部まで真似れば偽造するこどだって可能なものだ。

でも私が持っていたものは紛れもなく本人からもらったものであり、

信じてくれるかどうかは買う側に任せようと考えて出品してみることにした。

結果、数枚ワンセットで数千円で落札されるに至った。

要は信じて入札してくれた、ということだ。

もらった場所とか時期を説明文に具体的に書いていたことや、

私自身の評価が悪くなかったこと、とかが効いてたんじゃないかな。

こういうときは真摯な姿勢が大事なんだな、とつくづく思う。

 

私が感じた売れやすいものはこんなとこだ。

特に趣味で持っていたものについては嗜好の幅がそんなに広くないので

偏った論評しかできないのだが、考え方自体は役立つと思う。

使わない、いらないってものを全然知らない他人が、

しかも高値で買ってくれたら・・・やっぱり嬉しいものだ。