人生の雑記帳

思ったこと。気付いたこと。疑問。後悔。思い出。忘れたくないこと。そんなことを書き留めよう。

ネット全盛の現代は本当に幸福か?

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はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」。

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いや、文学と呼ばれるようなものは自分にはとても書けない。

年代的に人生の半分以上はネットがない世界で生きてきた。

登場初期はネット文化もまだまだ貧弱だったが、初めて触れるものが多くて

しょうもない掲示板に書き込んでみたりするだけでも実に楽しかった。

見知らぬ人間といつでもつながれる、という点が新鮮だったんだな。

そして時が流れて随分ネット界隈も成熟してきたように感じられる。

誹謗中傷とかの問題は相変わらずあるが、これは多分なくならない。

でも大多数の人は"つきあい方"がわかってきてるんじゃないだろうか。

それでも、フェイクニュースを事実として信じてしまうのが

昨今のネット社会の一番怖い点だと痛感する。

芸能人のツイッター炎上とかは正直どうだっていい。

ウソを流してそれを市井の人々が支持して世の中を変えてしまうこと。

今ならさしずめワクチン打ったらコロナには罹らない、と信じきって

打たない選択をした他人を攻撃し、「接種こそが善」という常識が

できあがってしまうようなことだ。

情報が伝わる速さが異常に速くなったことの弊害ともいえるな。

 

ネットがなかった世界を知らない世代が社会に出始めてきた。

今、ネットがなくなったら彼らはどうするだろう。

メールもラインもできず、スマホが役に立たないのだ。

いずれ工夫して順応するのだろうが、興味はある。

では私のような、若い時分にアナログしかなかった生活をしていた人間は

果たして困るだろうか?

多分困らない。

そりゃあった方が便利でいいが、ないならないでなんとかなる自信がある。

ブラウザで見てることなんか、考えてみりゃどうでもいい情報ばっかりだし。

通勤のとき退屈だったら本読んだり音楽聞いてればいい。

ゲームしたかったら昔のようにオフラインでやればいい。

乗換案内なんてなくても調べる方法なんていくらでもあるのだ。

 

まあそんなたらればが現実になることはまずないとは思うが、

もしそうなったらこうすりゃいいよな、ってことは想定しておいて損はない。

ポールシフトとか起こったら間違いなくネットは遮断される。

まあ、ネットどころか生活自体が危なくなるけど。

 

昔は良かった、とは決して思わない。

でも今は便利でいい時代になったよな、とばかりも言えないな、

ということもまた真なりだ。