雛祭り -雛人形ってどうやって処分する?-
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今週のお題「雛祭り」、ってことで思うところを。
私には姉がいるので雛人形には思い出がある。
なんといってもとにかく華やかだ。
私が子供時分の頃の家庭というのは高度成長期の名残が残っていて
庭付き一戸建て、ピアノ、そしてデカい雛人形が定番だった。
うちにあったのも例にもれず立派な7段飾りだ。
どの人形がなんて名前でどんな職務なのか、とかはどうでもよかった。
人形よりもカラフルな菱台や本物っぽいお膳、嫁入り道具の一式なんかが
もう眺めているだけで楽しかった。
精巧に作られたフィギュアを見ているような気分だ。
親はこれを毎年3月になると座敷に組み上げていたわけだが
非常に時間がかかって大変そうだった。
そりゃ7段もあるんだから、雛壇作るだけでも大変だわな。
そしてこれを組むとものすごくスペースを取る。
2畳分くらいあったんじゃないだろうか。
片づけることも考えたら心が折れそうだ。
これだけ大きいと長いこと出しておくと邪魔にもなるもんだから
出しても1週間くらいでそそくさと片付けてたんじゃないかな。
そんな我が家のお雛様も姉が大きくなってからはまったく日の目をみなくなった。
そして先日、遂に処分しようということになり、困った。
魂が宿ってるって感じの人形だ。
燃えるゴミに出すのはさすがにできない。
捨てたそのままの姿で夜に枕元に帰ってきそうで怖い。
そうなると選択肢は以下の3つだ。
- 寺とかに頼んでお炊き上げしてもらう
- 保育園や児童養護施設に寄付する
- 近所の人にあげる
とりあえず1は最後の手段だ。
まずは3からいこう。
お隣さんの若夫婦に聞いてみると、なんとあっさり「下さい」と。
7段飾りがどんなもんか知ってて言ってるんだろうか?
でももらってくれるわけだからこちらも喜んで差し上げた。
で、やっぱり開けてみてモノのでかさに閉口したらしい。
家も昔とは違ってやや小ぶりで、とてもあの要塞を置けるスペースはなさそうだ。
結局後で聞いたら保育園か施設かに寄付したとのこと。
そりゃそうだろう。
でも引き取ってくれるところがあって幸いだわ。
今はなんでもコンパクトなものが好まれる。
うちみたいにデカい雛人形の処分に困ってる家も多いだろう。
他の人たちはどうやって処分してんのか気になるね。