人生の雑記帳

思ったこと。気付いたこと。疑問。後悔。思い出。忘れたくないこと。そんなことを書き留めよう。

自分で登記その④ -表題登記-

\読者登録おねがいします/

土地が更地になり、新しく家が建てられると必要なのが表題登記だ。

以前は表示登記と呼ばれていたが、いまは表題登記というのが主流のようだ。

表題登記とは

"その土地にこんな建物が建ちましたよ"

という内容を登記するものだ。

所有者が誰かということではなく、あくまで建物に関する情報だ。

登記簿謄本(登記事項証明書)は以下の4部構成になっている。

  • 表題部 ⇒ 表題登記で記載
  • 権利部(甲区) ⇒ 保存登記で記載
  • 権利部(乙区) ⇒ 抵当権設定登記で記載
  • 共同担保目録 ⇒ 抵当権設定登記で記載

表題登記は一番初めの表題部に記載する内容を申請するためのものだ。

表題登記は完成して実際に人が住み始める前でも申請できる。

どの時点から、というのはグレーだが、要は必要書類さえ揃えばできる。

その必要書類は以下だ。

 

① 申請書

私が提出した申請書の控え。

f:id:Donchang:20210214172035p:plain

② 建物図面

表題登記における唯一にして最大の難関かもしれない。

実はそんなに大したもんではないのだが、"図面"と聞いて尻込みする人もいるだろう。

要はどんな土地にどういう形の建物が建ってます、というのがわかればいい。

具体的には

  • 敷地の中のどこにどんなサイズの建物が位置しているかを1/500の平面図で書く
  • 1階と2階それぞれの平面図を1/250で書く

これだけだ。

主要なところには寸法も必要だ。

真四角の総二階構造だったらメチャクチャ楽に書ける。

総二階でなくても、壁が流線形とかオシャレな家でなければそんなに苦労しない。

手書きでもいいが、0.2mm以下の線で書けとか法務省がいろいろうるさい。

パソコンで書く方が楽だ。

エクセルやパワーポイントでも書けるが、縮尺を合わせるのがちょっと面倒。

印刷した後に縮尺が正しいか測ってみる方がいい。

一番は図面作成ソフトで書くやり方だ。

私はたまたまCADを持ってたのでそれで書いた。

パソコンで書いた場合はこれを印刷しなくてはいけない。

これもまた昔の名残か、B4が標準サイズになってる。

いまどきの家庭用プリンタにB4使えるやつってあるのだろうか?

A4で印刷してコンビニとかでB4に拡大コピーしてもいいのだが、

これをやると縮尺が変わってしまうので、結構めんどくさい。

私の場合はB4に合わせた図面枠の中に平面図を書いてA3で印刷し、

余った部分をカッターで切り落とす、というアナログなやり方を採用した。

トータルで1時間もかからなかったと思う。

まあネットにいろんな事例が転がってるので、見てもらえればだいたいわかるはずだ。

私が提出した控えは以下のような感じ。

f:id:Donchang:20210214172151p:plain

③ 案内図

滅失登記の記事参照だが、滅失と一緒に申請するなら1つあればいい。

 

④ 住民票

所有権移転登記の記事参照。

 

⑤ 建築確認申請書・建築確認済証・工事完了引渡証明書

いずれもハウスメーカーからもらう。

左からの並び順で発行されるものだと思うが、

それぞれどのタイミングでもらえるのかは確認しておいた方がいい。

 

⑥ ハウスメーカーの印鑑証明書

これもハウスメーカーからもらう。

 

⑦ ハウスメーカーの資格証明書

これもハウスメーカーからもらう。

 

表題登記は図面を書く必要があるのと、集める書類の数が多いのがネック。

でも図面さえクリアできればあとは簡単だと思う。

登録免許税はかからない。

また、専門家に頼む場合はこの登記だけは司法書士ではなく土地家屋調査士になる。