人生の雑記帳

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女の子の話その⑨ -Cちゃんへの偽りの想い-

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donchang.hateblo.jp

Nちゃんとのことは決して良いやり方ではなかったが一応決着させた。

しかしその結果彼女は次の恋愛に進み、私は気持ちの行き場を失くした。

すべてをNちゃんのせいにして強がってはみたものの、

なんだかその状況がすごく寂しくて仕方がなかった。

いつまでもNちゃんを引きずらず、他の子を好きになれるのが一番いい。

しかし本来人を好きになるのはあくまで自然な感情の流れだ。

今日から自分が好きなのはこの子、といって始められるものではない。

私のNちゃんへの想いはそうそう簡単に断ち切れるものではなかった。

だからこそ、無理にでも誰かを好きになればいいと思ったのだ。

 

私はCちゃんという女の子にアプローチしてみることに決めた。

Cちゃんとは中学も違えばクラスも一緒になったことがない。

唯一通っていた学習塾が一緒だったが会話を交わしたことはない。

ただ可愛いし良い子そうだなあと思っていただけだ。

これだけの理由でターゲットにされてはCちゃんもいい迷惑だ。

どうなるかはわかりきっていたのだが、とにかく私は早く結果を求めた。

Nちゃんへの想いになんとか上書きしたい一心だったからだ。

苦手な電話も何度かして、ようやくCちゃんと話すことができた。

そして最初に2人で会ったときに気持ちを伝えた。

気持ちといってももちろん底が浅い。

彼女は礼節をもって丁寧に断ってくれた。

当たり前すぎる結果だ。

この間およそ3ヶ月。

残念なはずだが、なんだか私はホッとした。

半ば義務的に、自分はNちゃん以外の子に興味が移ってるという体をとるために

Cちゃんにアタックしていたからだ。

完全に"カラ元気"といっていい。

本当にCちゃんには迷惑をかけてしまった。

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でもここまでの流れで少し時間が経過していたこともあって、

私はようやく勉強に身を入れることができた。

Nちゃんと破局したのが時間的余裕のあるときでよかったのかもしれない。

これが3年生の夏場とかだったら多分もう立ち直る時間がなくて悲惨だった。

 

Cちゃんとはこれで終わりだったのだが、なんと3年で同じクラスになってしまった。

私はさすがに気まずくて卒業まで一度も話をすることはなかった。

卒業時にクラスで文集を書くことになったのだが、アンケートのようなもので

一番早く結婚しそうな人、とかの設問にクラスで誰が該当するかを書くものだった。

その中にCちゃんが書いたアンケートがあったのだが、そこに私の名前があった。

亭主関白になりそうな人、という設問のところだった。

ああいう強引なやり方のイメージからくる皮肉だったのか?